開院2周年

2017年10月3日、いとせクリニックは尼崎市武庫之荘本町3丁目で開院しました。本日は木曜日で休診ですが、無事に開院2周年を迎えることができました。

受診していただいた患者さん、スタッフ、関係者の皆様に深く感謝しております。

開業時にお世話になったコンサルタントの方からお祝いのお花をいただきました。

これからも日々の診療を着実に積み重ねていき、地域の医療に貢献したいと思います。

ラグビーワールドカップ開幕

9月20日金曜日、ついにラグビーワールドカップが開幕しました。

日本は初戦のロシアとの試合に30−13で勝利し、いいスタートを切りました。

21日に行われたのは予選で最も注目される、ニュージーランド代表オールブラックスと南アフリカ代表スプリングボクスの優勝候補チーム同士による試合です。

見応えのある試合でした。決勝戦での再戦があるのでしょうか?

オールブラックスといえば数々の名選手がいますが、最も衝撃的だったのは、1995年ワールドカップでのジョナ・ロムーだと個人的には思います。

圧倒的なパワーとスピードでトライを量産し、他のチームは全く為す術もない状態ででした。腎臓の病気のために最高の状態で活躍した期間が短かったのが惜しまれます。

 

今回のワールドカップでは新たなスターが誕生するのでしょうか?

 

最後に前回大会で南アフリカを破った試合の最後の場面を貼っておきます。

今回大会でも素晴らしい試合を期待しています!

 

風疹について

風疹は、発熱と発疹、リンパ節の腫れを特徴とする病気です。風疹ウイルスの感染によって発症します。

妊娠20週までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに感染して先天性風疹症候群を発症し心臓病や難聴、白内障などが起こることがあります。

このためワクチンを接種し風疹ウイルスに感染しないようにすることが重要です。

ワクチンは現在は男女ともに1歳と6歳で接種するようになっていますが、以前は中学生の女子のみに接種していた時もありました。

このため風疹ウイルスに対する抗体の保有率は男性の30代(73~84%)、40代(81~86%)では、女性(97~98%)と比較して低い結果となっています。

最近厚生労働省が風疹の追加的対策として、1962年~1979年の間に生まれた男性を対象にまず風疹抗体の有無を検査し、抗体が不十分な方にはワクチンを接種するという事業を開始しました。

対象者にはクーポンが送られてきますので、これを持って医療機関を受診すれば無料で検査が受けられます。

 

当院でもすでに数人の方がクーポンを持参し受診されました。幸いみなさん抗体をしっかり持っておられたので、ワクチンまで必要ではありませんでした。

風疹から、あなた自身と周りの人を守るために、クーポンが送られてきた方は是非検査を受けましょう。

 

偉大なる先輩との再会

先日のブログで大学時代の先輩がテレビで放映されるという話題を書きました。

放送ではその先輩ー小野先生ーのドイツでのご活躍の様子がとてもよく伝わってきて、懐かしく感じました。

 

その小野先生ですが、この度ミュンヘン大学の教授に就任され、そのお祝いの会に参加してきました。

 

会場は梅田の某ホテルのバーです。参加者は60名ほどでした。

まずは小野先生のご挨拶。

食事の後に、ドイツでの歩みをスライドで発表されました。

15年間のドイツでの生活は並大抵ではない大変さであったと思います。



最後に記念撮影。

小野先生の変わらない人柄と成し遂げた事の大きさに参加者全員が感服した会でした。

 

International NASH day

健診で肝機能障害を指摘されたために受診される方がおられます。

この場合、肝臓を傷める原因-B型肝炎、C型肝炎、自己免疫性肝炎など-がないか、アルコールを飲みすぎていないかなどを調べます。

いろいろ調べた結果はっきりとした原因がなく、超音波検査で脂肪肝の所見があると、「NAFLD(非アルコール性脂肪性肝障害)」または「NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)」の可能性が高くなります。最終的に診断するには肝生検という検査が必要です。

 

脂肪肝はもともとアルコール性肝障害でよく見られる所見でしたが、アルコールを飲まない人におこる脂肪肝をNAFLD/NASHといいます。

C型肝炎がほぼ100%排除できるようになった現在、肝疾患に占めるNAFLD/NASHの重要性はますます大きくなっています。

アメリカ肝臓学会によると、6月12日は”International NASH day”だそうです。日本語では”国際NASHの日”というところでしょうか。

NASHの日は2018年から始まったようです。世界中で様々なイベントを通してNASHについて広め、早期治療を目指すというのが目標とのことです。

日本でのイベントについて調べてみましたが、見つけることができませんでした。

日本人でもNASHの方が増えてきているので、一般の方に知識を広めるためにもこういった活動は必要だと思います。

 

偉大なる先輩

テレビ東京系(関西ではテレビ大阪)に『世界ナゼそこに日本人?』という番組があります。

その名の通り、世界各国で活躍する日本人を紹介する番組です。

院長は大学生時代のラグビー部に入っていましたが、5月13日放送分でそのラグビー部時代の先輩がこの番組に出演されます。

この先輩は大学卒業後外科医となった後ドイツに行かれ、現在ミュンヘンで小児心臓外科医をされています。

どの様に放送されるのか楽しみです。

 

 

 

新しい時代

5月1日から新しい元号『令和』になりました。

その由来は、日本最古の歌集である万葉集からとのことです。

大宰府長官であった大伴旅人の邸宅が坂本八幡宮付近にあったとされています。

ここで「梅花の宴」が開催され、その時に詠まれた「梅花の歌32首」の序文

「時、初春の令月(れいげつ)にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。」 

から採用され他のが令和です。

 

実は院長の実家は太宰府市です。しかも坂本八幡宮からは歩いて5分程度のところです。

今回の連休で実家に帰ったついでに坂本八幡宮に行ってきました。

母曰く、普段は全く人がいない坂本八幡宮ですが、平成最後の日である4月30日には境内は人で賑わっていました。

それでも数分並べばお参りできましたが、5月1日には100m以上の長蛇の列となっており、1時間以上は待たないとお参りできなかったようです。

 

太宰府天満宮にも参詣しました。太宰府天満宮もお正月並みの人出でした。参道には色々な店がありますが、中でもこのいちご最中の店には長い行列ができていました。

最中は黒餡、白餡、抹茶餡があり、そのうち黒餡、白餡を食べましたがあまおういちごの酸味と餡の甘味の組み合わせが絶妙でした。

指導医

尼崎・武庫之荘の内科・消化器内科 いとせクリニックです。

 

消化器内科医のほとんどは日本消化器病学会の会員になっています。

会員になって5年以上経ち、試験に合格すると専門医となります。

専門医となり、学会で発表したり論文を書いたりなどを続け、専門医資格を更新してキャリアを積むと、指導医の資格を得ることができます。

病院勤務していた頃は指導医の資格を持っていたのですが、認定施設に勤務している事が指導医の要件だったため、退職と同時に資格を喪失しました。

昨年9月に制度が変更され、”2018年以前に、認定施設または関連施設に常勤することができなくなったことを理由に指導医資格を喪失したものは、70歳未満で専門医資格を継続していれば、指導医資格の喪失の取り消しを申請できる” ということになりました。

そこで早速申請してみたところ、先日指導医証が送られてきました。

長年やってきたことが無駄にならずに、よかったです。

 

これからも精進して、常に新しい知識を得るようにしようと思います。

 

隠れ脂肪肝

健診で肝機能異常を指摘されて受診される方は定期的にやって来られます。

そういう方が来られると、B型肝炎・C型肝炎・自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎がないかをまず確認します。

これらの疾患が否定され、エコーで脂肪肝があると、脂肪肝による肝機能異常と診断します。

脂肪肝による肝機能異常はアルコールによるものと、飲酒をしない方にみられる非アルコール性脂肪肝があります。

 

今日夜9時からNHKで『隠れ脂肪肝が危ない!』という番組が放送されました。

 

番組の内容は以下のようなものでした。

  • 隠れ脂肪肝は将来肝硬変や肝臓癌の原因となるだけでなく、胃癌や膵癌のリスクが高いということが最近の報告された。
  • 脂肪肝は食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足などが引き金となっておこる生活習慣病の一つなので、脂肪肝にならないようにするには
    • 食べ過ぎない:特に寝る前2時間は食べない
    • 定期的に運動を行う:筋トレと有酸素運動の併用が効果的
    • アルコールは程々に
    • 十分に睡眠をとる
  • 大豆・コーヒーは脂肪肝を予防する可能性がある。
  • Fib-4 indexで肝硬変に近いかを判定する

脂肪肝は軽い病気のようなイメージだと思いますが、放置すると数十年後に肝硬変・肝臓癌がおこる事もあります。

進行しないようにするには早めの対策が必要です。

番組のウェブサイトでは”隠れ脂肪肝リスクチェック”というものもありました。

https://www.nhk.or.jp/special/shiboukan/

一度チェックされてはいかがでしょうか。

 

健診等で肝機能異常が指摘された場合は、医療機関を受診してください。

 

完結しました

ブログの投稿がしばらく滞っていました。

なぜかと言いますと、寒い時期で風邪やインフルエンザの流行で忙しく、記事を書く余裕がなかったということもありますが、何より読書に時間を割いていたことが一番の理由です。

前々回の記事で紹介した、『天冥の標』シリーズがついに完結したため、これを読むのに忙しかったのです。

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1』が12月に発売され、その後1月にpart2、2月にpart3が発売されました。

1回読み終わった後、次の卷が出る前におさらいのためにもう一度読んだり、以前の話しを確認のた

めに読み直したりと、忙しい毎日でした。

 

画像は作者がtwitterに投稿した全巻の表紙です。

 

完結して、改めて凄い物語だと思います。

SFというと単に宇宙で異星人と戦争するという単純な話しを想像しがちですが、『天冥の標』はそれだけでなく、病気、差別、自己と他者、共生など様々なテーマが織り込まれています。

またこの話しでは羊が大きな役割を果たします。そういえば村上春樹の『羊をめぐる冒険』でも不思議な力を持つ羊が登場していました。

またキリスト教やユダヤ教では、信徒のことが羊飼いに導かれる羊に例えられます。

そう考えると羊という動物は文化的に面白い存在だと思います。

 

『天冥の標』シリーズは是非映像化してほしいと思いますが、映画何本分になるんでしょうか。

参考にまでに、ハリーポッターが原作7巻で最初の『賢者の石』の映画が公開されたのが2001年、最後の『死の秘宝part2』は8本目となり公開されたのが2011年でした。

なのでもし『天冥の標』が映画化されるとすると、15本くらいで15年くらいかかりそうです。アニメならもう少し短い期間で済むかもしれません。

 

完結してしまって寂しい気もしますが、ブログの投稿に差し支えない程度に1巻から読み直そうと思います。