こんにちは。
今年の夏は地震で始まり、大雨が続き、雨がやんだと思ったら連日の猛暑が待っていました。
これだけ暑いと体調を崩される方も多いと思います。
暑い時期の体調を崩す原因の代表は、やはり熱中症です。日本救急医学会の熱中症分類2015にも
『暑熱環境に居る、あるいは居た後の体調不良はすべて熱中症の可能性がある。』
と書かれています。
熱中症が起こりやすい環境として、高温以外に湿度が高い、風が弱いなどがあります。
高齢者では屋内で発症する熱中症が多く、この場合日常生活の中で徐々に進行し、周囲の人に気づかれにくく対応が遅れる危険があります。特に高齢の女性、独り暮らし、高血圧・糖尿病・認知症などを持っている人が重症化しやすいと言われています。
ですから特に高齢の方はエアコンを使用することが大切です。
また水分、塩分の補給も重要です。
飲み物の種類としては、塩分と水分が適切に配合された経口補水液が適切とされていますが、市販のスポーツドリンクでも予防にはなります。
梅昆布茶や味噌汁などもミネラル、塩分が含まれており、予防に有効と考えられています。
水1リットルに1-2グラムの食塩と砂糖大さじ2-4杯を入れたものを家庭で作ってもよいでしょう。味が物足りなければレモン汁を入れると飲みやすくなります。
予防していても次のような症状が出たら熱中症の可能性があります。
- 顔のほてり、めまい
- 筋肉痛や筋肉のけいれん(こむらがえり)
- 汗のかきかたがおかしい。
- 体温が高い、皮膚の異常
- 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
- 自分で水分補給ができない
このような症状がある場合はすぐに医療機関を受診してください。また症状が重い時は迷わず救急車を呼びましょう。
まだまだ暑い日が続きますが、体調に気をつけてお過ごしください。