ブログの投稿がしばらく滞っていました。
なぜかと言いますと、寒い時期で風邪やインフルエンザの流行で忙しく、記事を書く余裕がなかったということもありますが、何より読書に時間を割いていたことが一番の理由です。
前々回の記事で紹介した、『天冥の標』シリーズがついに完結したため、これを読むのに忙しかったのです。
『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1』が12月に発売され、その後1月にpart2、2月にpart3が発売されました。
1回読み終わった後、次の卷が出る前におさらいのためにもう一度読んだり、以前の話しを確認のた
めに読み直したりと、忙しい毎日でした。
画像は作者がtwitterに投稿した全巻の表紙です。
完結して、改めて凄い物語だと思います。
SFというと単に宇宙で異星人と戦争するという単純な話しを想像しがちですが、『天冥の標』はそれだけでなく、病気、差別、自己と他者、共生など様々なテーマが織り込まれています。
またこの話しでは羊が大きな役割を果たします。そういえば村上春樹の『羊をめぐる冒険』でも不思議な力を持つ羊が登場していました。
またキリスト教やユダヤ教では、信徒のことが羊飼いに導かれる羊に例えられます。
そう考えると羊という動物は文化的に面白い存在だと思います。
『天冥の標』シリーズは是非映像化してほしいと思いますが、映画何本分になるんでしょうか。
参考にまでに、ハリーポッターが原作7巻で最初の『賢者の石』の映画が公開されたのが2001年、最後の『死の秘宝part2』は8本目となり公開されたのが2011年でした。
なのでもし『天冥の標』が映画化されるとすると、15本くらいで15年くらいかかりそうです。アニメならもう少し短い期間で済むかもしれません。
完結してしまって寂しい気もしますが、ブログの投稿に差し支えない程度に1巻から読み直そうと思います。