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隠れ脂肪肝

2019.03.24

健診で肝機能異常を指摘されて受診される方は定期的にやって来られます。

そういう方が来られると、B型肝炎・C型肝炎・自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎がないかをまず確認します。

これらの疾患が否定され、エコーで脂肪肝があると、脂肪肝による肝機能異常と診断します。

脂肪肝による肝機能異常はアルコールによるものと、飲酒をしない方にみられる非アルコール性脂肪肝があります。

 

今日夜9時からNHKで『隠れ脂肪肝が危ない!』という番組が放送されました。

 

番組の内容は以下のようなものでした。

  • 隠れ脂肪肝は将来肝硬変や肝臓癌の原因となるだけでなく、胃癌や膵癌のリスクが高いということが最近の報告された。
  • 脂肪肝は食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足などが引き金となっておこる生活習慣病の一つなので、脂肪肝にならないようにするには
    • 食べ過ぎない:特に寝る前2時間は食べない
    • 定期的に運動を行う:筋トレと有酸素運動の併用が効果的
    • アルコールは程々に
    • 十分に睡眠をとる
  • 大豆・コーヒーは脂肪肝を予防する可能性がある。
  • Fib-4 indexで肝硬変に近いかを判定する

脂肪肝は軽い病気のようなイメージだと思いますが、放置すると数十年後に肝硬変・肝臓癌がおこる事もあります。

進行しないようにするには早めの対策が必要です。

番組のウェブサイトでは”隠れ脂肪肝リスクチェック”というものもありました。

https://www.nhk.or.jp/special/shiboukan/

一度チェックされてはいかがでしょうか。

 

健診等で肝機能異常が指摘された場合は、医療機関を受診してください。

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