カプセル内視鏡検査

カプセル内視鏡とは

大腸カプセル内視鏡は超小型カメラを搭載した精密検査機器です。
超小型カメラ内蔵のカプセル型内視鏡で錠剤を飲むように口から呑み込みます。大きさは
大腸カプセル内視鏡のサイズは、長さ約32mm、直径約12mmで、重さは2.9gです(少し大きめの錠剤くらいです)。この小さなカプセルの中にカメラが搭載されており、大腸の中を移動しながら撮影します。撮影した画像はデータレコーダーに送信されます。

大腸カプセル内視鏡検査の特徴

従来の大腸検査と比較し苦痛が少ない検査です。従来の大腸内視鏡検査で患者さんが感じる苦痛の大きな原因である、スコープの挿入に伴う痛み・ガスによるおなかの張り・恥ずかしさがありません。
ただし保険適用上の制約があり、

 ・ 以前大腸内視鏡を行って途中までしか挿入できなかった(大腸カメラと同日に追加で検査をすることは可能です)
・ 腹部手術を行っていて癒着の可能性がある
・ 身体的な理由(痩せや肥満など)により挿入困難が予想される方
上記を満たす方のみ保険診療で行うことができます。(自費診療であればどなたでも可能)

また、欠点として、
・ 通常の内視鏡より下剤の服用量が多い(通常の大腸カメラでは2L程度ですがカプセル内視鏡では4~5L)
・ 検査時間が長い(カプセル内服までに2時間程度、内服後平均4~5時間)
・ 費用が高い(3割負担で約3万数千円、1割負担で約1万円数千円程度、自費で12万円程度)ということが挙げられます。

大腸が長い、腸の動きが悪いなどの理由でバッテリーの駆動時間内にカプセルが排泄されないケースが1割程度報告されています。その時にはカプセルが停滞している部分まで大腸カメラを挿入し全大腸の観察とすることもあります。
大きな合併症としては腸管狭窄部での停滞、腸閉塞を起こすことが1%程度報告されているため、腸管狭窄の可能性がある患者さん(手術歴があり腸閉塞を繰り返している、急激な便秘の悪化がある、血便があるなど)には検査前に通過性を確認する検査用カプセルやCTを行うことがあります。
以上のような制約、メリットやデメリットがありますので、よく相談したうえで検査を行います。